私の娘は2017年4月に0歳児として、認証保育園に入園しました。
認可保育園は全て落ち、認証保育園にしか入れなかった当時の保活を通して、わかったことなどをまとめました。
なお、当時の状況であり、現在は事情が変わっている可能性もありますので、ご注意下さい。
■認可保育園
・区がとりまとめていて、申込は区経由。
・保育園料は世帯の収入により可変。
・“保育の必要性”を判断する区の独自基準による点数が高い人から優先的に入園。
・4月入園は10月から申し込みの受付が始まる。
・入園したら、その月中に、職場復帰しなければいけない。
(4月1日入園の場合、4月30日までに復帰)
・“保育の必要性”が認められない場合、退園する必要がある。
(途中で仕事を辞めちゃったり。)
■認証・認可外保育園
・保育園と利用者との個別契約。(申込も個別)
・保育園料は保育園独自に設定されている。
・ただし、“保育の必要性”が認められる場合、区から認可保育園に入所した場合の利用料金との差額が補填される。
(私のように途中で仕事辞めた人は、求職期間としての3ヶ月経過後、補填は打ち切りになります。)
・入園条件はそれぞれの保育園の独自基準。
ただし、認可保育園のようにすぐに退園する必要はないが、“早期の職場復帰を目指し活動する”ことが求められました。
・申し込み時期は園が独自に設定。(なので、個別に調べる必要がある。)
・認証・認可外保育園は区が間に入っていないので、申し込む・申し込まないは本人の自由ですし、申込数に制限はありません。
認可・認証・認可外 共通
大体皆さん、育休は子どもが1歳になるまで取得できると思いますが、子どもの生まれ月に都合よく保育園に空きなんてある訳がなく、4月入園で申し込まないと、待機児童になる可能性がかなり高くなります。
娘の通っている保育園でも、生後4か月とか3か月で4月から入園する子が珍しくありません。
詳しくは杉並区『保育ホッとナビ』のページをご参照ください。
(認証・認可外保育園のことは、園との個別契約です、ぐらいしか書いてないですが…)
☆注意☆育休を延長するには区からの“保育園落ちました”書類が必要
ちなみに、私の会社だけかもしれませんが、育休を当初予定から延長する場合、区から送られてくる“保育園不採用通知”(認可保育園に入れませんという区からのお知らせの書類)が必要(一次結果・二次結果どちらも必要)になりますのでご注意下さい。
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区からの書類はきちんと保管しておきましょう。
間違っても、保育園落ちた!日本死ね!クソー!!とか思って破り捨てないように…。
私は産休に入る前、育休期間を1年に満たず、4月復帰予定で会社に申請していたのですが、認可が全て不採用だったので、6月復帰に育休を延長しました。
(認証保育園には4月から登園していましたが、認証・認可外保育園に通っているかどうかは、育休延長には関係ありません。認証・認可外保育園への申込・契約は区が関与していないので、認証・認可外保育園に申し込んだとか落ちたとか、そういうのを証明する正式書類がそもそも存在していないのです。)
育休って1年以内であれば適当に復帰時期を決められるんじゃないの!?と思い込んでいた私は相当面喰いました。
育休中の手当ての手続きとかを会社が社会保険事務所(?)にするのにちゃんとした書類が要るようでした。
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☆注意☆慣らし保育期間
また、基本的には認可・認証・認可外、どの園も入園~2週間ぐらいは慣らし保育として、フルタイムでは預かってもらえないので注意が必要です。
最初は2時間など、短い時間から預け入れ始めて、子どもを園に慣れさせながら、徐々に時間を伸ばしていく、というものです。
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そういう事情も知らなかったので、私は4月1日入園予定、4月1日復帰予定で会社に申請していました。
本当に4月1日に認可保育園に入園していたら、慣らし保育中は有給なり取らないと無理でした…。
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なお、慣らし保育期間の長短は保育園にもよりますし、親の事情にもよるので、保育園と個別にご相談下さい。
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ちなみに、保育園を転園する場合も(例えば私は転園しませんでしたが、1年認証保育園に通って、“保育の必要性”の加点がもらえたので、その後、認可保育園に転園するなど。)転園先の園では基本的に慣らし保育期間を設けるところが多いです。
親の仕事の事情で、慣らし保育なしで突っ込んだ!という友人の話も聞きましたが、子どものことを考えると、ちゃんと慣らし保育期間は設けてあげたいですが、じじばばなどの援助が見込めない場合などは厳しいかもしれませんね。
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私の保活経験談
自分の保活の記録を見ますと、4月入園を目指して、保活を始めたのは8月頃だったようです。
認可は10月から区で一斉に申し込みを受け付けるので、認証や認可外を回っていた記憶があります。
会社が外資だったので、特に早退理由を問い詰められることもなく、しょっちゅう“私用”の予定をスケジュールに入れて、保活していました。
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認証・認可外はとりあえず見学しないと申し込めない園が多かったので、電話して、見学必須かどうかを聞いて、必須であれば見学して(でも見学ってあんまり意味ないですね…。結局、選択権はこちらにはないので。。)申し込み。
見学が必須でないなら、しんどいので見学せずにとりあえず申し込んでおきました。
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ちなみに認可は1つも見学しませんでした。
共働き・親が遠方、以外に“保育の必要性”に加点が見込めるポイントはなかったので、ほとんど認可は諦めていたのもありましたし、認証・認可外を回るだけでもうヘトヘトだった、というところも理由でした。
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4月入園で、認可保育園を申し込める最大数申し込んで、認証保育園は杉並区にあるもの全てに申し込んで、結局認可は全部ダメ、認証から3つ、入園の案内をもらいました。(2017年4月入園でした。)
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なお、認可外も申し込める所は全部申し込みました。
中には先着順の園(アガペー八幡山 ※2016年申込当時)もありました。
とりあえず確保せねば!と焦る気持ちもあって、残り2人となっていた(2016年9月上旬時点)アガペー八幡山とは契約金約8万円を払って申し込みましたが、結局、認証保育園が決まったので、契約金は戻らず…(T T)
(認可外はこういう商売の仕方なんだな、と思ったり…いやいや、スミマセン。結構経営厳しいみたいです。)
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その後、1年認証保育園に通えば、“保育の必要性”の基準で加点がもらえるので、認可保育園に転園することもできたのですが、娘が保育園にやっと慣れてきた時期でしたし、自分が外資系に勤めていたこともあって、いつクビになるかわからないしと思って(正か自分から辞めることになるとは…)、ちょっと遠いのですが、何より、その保育園が私もすごく好きになったので、そのまま認証保育園に通い続けています。
認証保育園は色々融通が利いて、結果的には私には良かったかな、と思います。
来年も無職だったら、10月からの保育無償化の対象からは外れるんですけど…
(2019年4月時点で、3歳以上の子どもが対象なので、今年度は2歳の娘はそもそも対象外。)
色々、保育園制度には問題点もまだ多数ありますが、大事なことはお金の面だけでもないしね、と自分を慰めています。
以上、保育園探しをする方の一助になれば幸いです。